スモールDIY 7つ道具 其の弐 : 図面作成ソフト JW CAD

作って直して、、の繰り返しをなくす!PC上で作りたいものを設計できるソフト「CAD」

作品を作る際、とにかく材料をあれやこれや触って作り出して、修正してを繰り返しますよね。まぁ、その思考錯誤の過程自体が面白かったりもするのですが、一品ものならまだしも、同じものをたくさん作るためには、ちょっと正確性・再現性に欠けますよね。

ほとんど作りおえたところで、部品同士がぶつかったり、うまくはまらずやり直し!となって、心が折れる経験した人は、世界中で延べ数億人はいるといわれています💧

そうならないためのツールが今回紹介する「設計ソフトCAD」です。

2DCAD画面

一般生活ではあまりなじみがないですが、機械・建築系の技術者にとって、今や必須のツール。昔は、(ジブリ映画「風立ちぬ」で出てきたような)専用のデスクに大判の紙を引いて定規とコンパスを使って、、が主流だったと思いますが、PC一台で容易に正確に図面を引くことができるようになりました。

フリーソフト & ネット上に情報満載の「JW CAD」

わたしは、「2次元CAD」と呼ばれる平面の設計図を書くツールを仕事でよく使っていましたが、最近は3次元で立体的に図面が書けるものもあります。

3DCAD画面

CADにも種類がたくさんあり、AutoCADなど企業の設計開発者が使うものが有名ですが、やはりちょっと高くて個人ではなかなか手が出せない💧

そこで、無料で使えるもの(もちろん合法で💦)はないか探したところ、「JW CAD」に行きつきました。機能はAutoCADより制限されますが、なんせフリーであること。また、書籍やブログやyoutubeなど、ネット上に情報がたくさん転がっているので便利です!

JWCAD ホームページ

機能に関する細かい内容は、その道のページがたくさんあるのでここでは省略しますが、なんせ私にとって、モノづくりには欠かせないツールの一つになっています。触ったことない人は、ぜひ一度試してほしいです。

設計ソフト(JWCAD)のメリットとデメリット

メリットはたくさんあるのですが、大きく3点。

  1. 事前にバランス(全体・部品)を考えて、ものづくり出来る
  2. こまかな修正が簡単
  3. 作った図面を他のソフトで使うこともできる

1は前に書いた通り、手を動かしてモノを作る前に全体・部分の構造を手軽に設計できるので、やり直しの量を減らすことができるし、また図面を見返すことで同じものを再現しやすいです。また2.紙で書くのと違って、設計図の修正がマウス一つで簡単です。

設計の今とむかし

私の場合、3も結構重要。別の投稿で書いた通り、細かな部品をレーザー加工する場合が結構あります。そんな時、CADで作った設計図を、レーザー加工機ソフトで取り込むことで、好きな形状の部品を作ることが可能なんです。

CADで図面を書いて、レーザー加工機で加工!

デメリットとしては、

  1. 使い方をマスターするために、ある程度ソフトの学習(慣れ)が必要。
  2. そもそも図面の基本的な書き方のお勉強が必要

1は、繰り返し使ってみるしかない!と思います。自分の作りたいものを例に練習あるのみ!やってみると意外とはまります。

2については、ちょっとした本(例えばこれ)をぺらっと読んでみるのがいいかも。立体物を平面で書くにはどうする、とか、寸法は書き方とか。(まず2のお勉強から入ると飽きるので、1からがおすすめ)

CADのまとめ

慣れるには少し時間が必要ですが、正確に、再現よく、細かなモノづくりをする際には非常に役に立つツールです。一度、試してみることをお勧めします!

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